専門用語集Terminology

無料のクラウド販売管理ソフト「フリーウェイ販売管理」でも使える、販売管理の専門用語集です。
No. 区分 用語 意味
1 a-z ABC分析 在庫品目を売上高の多い順などA・B・Cの3つのランクに分類し、能率的に重点管理をしていく手法。在庫管理のほか、品質管理、得意先管理などにも用いられます。=重点分析
2 a-z EDI 「Electronic Data Interchange」の略。企業間で商取引のためのデータを電子的に交換すること。注文書や請求書などのデータをインターネットやネットワークなどを利用して送信したり受信したりします。
3 a-z JANコード 「Japanese Article Number」の略。多くの商品にバーコードとして印刷されていて、バーコードスキャナで読み取り、POSシステムや受発注システム、在庫管理などに利用されています。
4 a-z POSシステム 「Point Of Sales System」の略。商品の販売情報を管理するシステム。
POS端末で販売時に記録した情報がホストコンピューターに送られ、収集されたデータは仕入れや在庫管理、販売戦略などに利用されます。
5 a-z SCM 「Supply Chain Management」の略。
商品の企画、部品や資材の手配や製造、販売にいたるまでの商品と情報の流れを「サプライチェーン(供給連鎖)」といい、このサプライチェーン全体の経営効率を最適化する管理手法のことをいいます。
No. 区分 用語 意味
6 あ行 赤黒処理 いったん計上したデータを訂正する際に、元のデータを直接修正するのでは無く、元の金額を打ち消すためのマイナスデータを計上し(赤伝票)、その後正しいプラスデータを計上(黒伝票)する処理。訂正した処理を履歴として残すことができます。
7 あ行 粗利益率 企業の売上高に対して粗利益(売上高-売上原価)が占める割合のこと。
(算式)粗利益÷売上高×100
8 あ行 アンテナショップ メーカーが新商品を試験的に販売し、地域性や売れ筋商品の情報などを探ることを目的とした店舗。地方自治体が特産品を販売し、観光情報の発信などを行うこともあります。
9 あ行 委託販売 製品の販売を問屋や小売業者などに代行して販売してもらい、販売量に応じて手数料を支払う方式。
10 あ行 売上計上基準 いつの時点で売上を計上するかの基準のこと。
商品を出荷した時点とする「出荷基準」、商品を納品した日とする「納品基準」、得意先が検収した日とする「検収基準」など複数あり、会社の取引事情に適した基準を採用します。
11 あ行 売上伝票 売上取引のあった時に起票する伝票。貸方は、必ず売上勘定となります。
12 あ行 売掛金 販売した製品の代金を相手から回収していない状態のこと。
販売時点では入金されず、後日請求書を発行することで、相手先が支払う仕組み。
13 あ行 オープン価格 メーカーが出荷価格のみ設定して商品の価格を設定せず、実際の値決めは小売店や流通業者が決めること。
14 あ行 卸売業 メーカーと小売業者との間に位置する業者。メーカーなどから商品を仕入れ、保管、配送し、小売業者に販売します。
No. 区分 用語 意味
15 か行 買回り品 他店と比較したりするなど、時間をかけて購入するような商品のこと。衣類、家具など。⇔最寄り品
16 か行 掛け率 定価(販売価格)に対する卸値(仕入れ価格)の割合。
(例)6掛け:定価1,000円の商品の場合、600円が仕入れ価格となります。
17 か行 カテゴリーマネージメント 小売業者やメーカーが自社の戦略にもとづき、適切な売り場や棚に適切な商品群(カテゴリー)を並べることで、消費者へ適切なタイミングで提供できるようにし、売上アップを図ること。
18 か行 下代 商品の仕入れ価格のこと。=卸値、仕切り ⇔上代
19 か行 検収 納品された品物が、発注した内容に一致しているかどうか確認すること。
商品名や数量、品質などを発注書や納品書と照らし合わせて確認します。
20 か行 検品 製造工場などにおいて、製品の質などを検査すること。検収と同じ意味で用いられることもあります。
21 か行 購買 企業が必要なものやサービスを外部から購入すること。
必要なときに、より品質の高いものを適正な価格で納期内に手配します。
22 か行 小売業 卸売業者がメーカーや生産者から仕入れた商品を、最終的に消費者に販売する業者。
23 か行 ゴンドラ 売り場の陳列棚のこと。お客様が商品を自由に手に取ってみることができ、また商品が整然と並んでいるため、在庫数量が把握しやすい利点があります。
No. 区分 用語 意味
24 さ行 在庫 販売の目的で商品や仕掛品、原材料等を倉庫に置いておくこと。また倉庫などに置かれた品物。
25 さ行 仕入れ メーカーから卸売業者が、または卸売業者から小売業者が、商品を販売するために調達すること。
26 さ行 仕入先 販売する商品などを仕入れる際の購入先。
27 さ行 シズル効果 消費者の五感を音や香りなどで刺激することで、購買意欲を増加させること。肉がジュウジュウと焼ける音や、うなぎの焼ける匂いなどがこれにあたります。
28 さ行 実在庫 実際に倉庫にある在庫。帳簿やシステム上で管理している在庫(理論在庫)と区別して実在庫と呼びます。
29 さ行 指定伝票 発注者が納品時の伝票形式を定め、販売者へ指定する伝票。
通常、販売者は独自の伝票で納品しますが、発注者側にとっては仕入先ごとに様式が異なるため事務処理が煩雑になります。指定伝票にすることで発注者側の事務処理が軽減されます。
30 さ行 死に筋 店頭で売れず、利益を見込めない商品。⇔売れ筋
31 さ行 受注 顧客から注文を受けること。⇔発注
32 さ行 出荷基準 いつの時点で売上の計上をするかを定める売上計上基準の1つ。商品を実際に出荷した時点で引き渡しがあったとして、売上を計上する方法のこと。
33 さ行 受領書 商品や金銭を受け取った際に、受領したことの証明として相手に渡す書類。
34 さ行 上代 商品のメーカー希望小売価格のこと。=定価 ⇔下代
35 さ行 商品回転率 企業が保有する商品の在庫が販売される回数を表すもので、販売効率をはかるための指標となります。商品回転率が高いほど、販売効率が良いとされます。
(算式)商品回転率=売上高÷商品在庫高
36 さ行 請求締め処理 請求先の締め日ごとに、請求の期間(前月の締日翌日~当月の締日)の売上や入金を集計すること。
37 さ行 請求書 商品などの代金を取引先に請求するための書類。商品名、数量、金額、合計金額、振込先、支払期限などを記載します。
38 さ行 生鮮三品 青果・精肉・鮮魚の3つの食品のこと。生ものの中でも腐敗しやすいため、鮮度管理が重要となります。
39 さ行 製造業 購入した原材料をもとに製造を行い、製造した製品を販売して収益を得る産業のこと。日本標準産業分類において、化学、鉄鋼、輸送用機械器具、電気機械器具など中分類で24業種が製造業として定められています。
40 さ行 製造原価 製品を製造するためにかかった費用。製造原価は、材料費、労務費、経費に分けられます。
41 さ行 セット商品 個別の商品をいくつかまとめて一つの商品としたもの。アソート品とも言われます。たとえば、洗剤・柔軟剤・漂白剤などを一つにまとめて「洗濯ギフト」として販売するなど。
42 さ行 相殺処理 取引先に対して入金と支払が発生する際に、お互いの債権を消し合ってゼロにする処理。
No. 区分 用語 意味
43 た行 代替品 同じ目的で使用する、機能的にも同等の類似品。=代用品、スペア
44 た行 棚卸 帳簿やシステム上の在庫数と、実際の在庫数との差異を確認するために行う作業。
正確な在庫の数量や不良在庫を確認できます。
45 た行 棚割 仕入れた商品を、店内の売り場のどの位置に、どのくらい配置するかを決めること。
46 た行 チャネル 消費者に商品が届くまでの流通・販売経路。
47 た行 注残 業者に発注したが、在庫切れ等で未納となっているもの。後日納品される予定の注文分。=発注残、バックオーダー
48 た行 注文書 商品やサービスを購入する際に注文の内容を書き記す書類。=発注書
49 た行 直送処理 仕入れ先から自社に入庫せずに、直接得意先に商品を発送すること。
50 た行 都度請求 顧客の要望等で、販売する度に請求書を発行し、商品と同梱するなどして請求すること。
51 た行 定期発注方式 発注する日をあらかじめ決めて、一定の期間ごとに発注する方式。その都度需要予測を行うため、発注量は毎回変動します。高価な商品、需要変動の大きい商品などの発注に適しています。
52 た行 定量発注方式 在庫が何個になったら発注するかをあらかじめ決め、一定量を発注し、在庫数量を保つ方式。
需要の変動を気にせず運用ができ、事務処理が簡単になります。単価の安い商品や需要が安定している商品の発注に適しています。
53 た行 統一伝票 企業間の商取引に必要な情報を整理し、フォーマットを統一化して事務処理の効率化やコストダウンを目的とした伝票。
54 た行 得意先 取引先のうち、日常よく取引する顧客。いつも商品を購入してくれる相手。
55 た行 取引先 自社と商業上の取引をする相手である顧客先企業のこと。
56 た行 トレーサビリティ 食品や製品がどこで作られ、どのように流通したのかなど、各段階での情報を履歴として管理し、追跡が可能にすること。近年、食品偽装やBSEなどの問題があり導入が進んでいます。
No. 区分 用語 意味
57 な行 中抜き 生産者が卸売業者を通さずに、小売業者や消費者と直接商品の取引を行うこと。
58 な行 ナショナルブランド(NB) 全国的な知名度をもつ商品や商標。メーカーが企画・製造し、全国各地の小売店で販売されます。
59 な行 入荷 仕入先などから届いた商品を受け入れること。
商品到着後、検品やシステムへの登録、店頭へ陳列など行います。
60 な行 納期 注文を受けた商品を納品する期限のこと。要求納期と約束納期の2種類があります。
要求納期は顧客から要求された納期を指し、約束納期は顧客へ出荷できると約束した納期を指します。
61 な行 納品書 商品やサービスを提供する際に、商品の明細、数量、金額などを記載して納入先に渡す書類。
No. 区分 用語 意味
62 は行 バイヤー 小売店や卸売業者で、仕入れを担当する人のこと。仕入の計画や価格設定、メーカーからの買い付けなどを行います。
63 は行 発注単位 発注する際の最低注文数、最低単位。多くの場合、注文する際の最低発注単位が決められています。
64 は行 発注点 在庫数量がこの数量になったら発注するとあらかじめ定めた在庫水準。安全在庫量に調達までのリードタイムも加味して決めます。
(算式)発注点在庫量=1日販売数量×在庫調達リードタイム+安全在庫数量
65 は行 販売管理費比率 販売費や一般管理費が売上高のどのくらいを占めるかの比率。
数値が高いと販売管理コストが大きく、低いと販売管理コストが小さく効率的に営業活動を行っていることを示します。
66 は行 プライベートブランド(PB) スーパーや百貨店などの流通業者が独自に企画、またはメーカーとタイアップして開発し、自店のブランドとして販売する商品。
67 は行 プル戦略 メーカーがテレビや雑誌などの広告・宣伝によって消費者の購買意欲を喚起し、自社製品の購入を促す戦略。
68 は行 プレミアムキャンペーン 販促キャンペーンの1つで、商品の販促を目的に景品や賞金を提供する手法。誰でも応募が可能な「オープンキャンペーン」と、商品の購入などが条件となる「クローズドキャンペーン」があります。
69 は行 ベンダー 製品の製造供給元、販売元。顧客へ製品を提供している会社。
No. 区分 用語 意味
70 ま行 見積書 製品やサービスの価格、納期、代金の支払い条件などの取引条件を記載し、顧客に明示するための書類。
71 ま行 最寄品 他店と比較することなく、身近な店舗で購入するような商品のこと。食料品、日用雑貨など。⇔買回り品
No. 区分 用語 意味
72 や行 与信限度額 その取引先に販売してもよい売掛金の上限金額。取引先倒産などに備え、販売後に回収できない売掛金を増やさないようにするために設定します。
No. 区分 用語 意味
73 ら行 リードタイム 商品を発注してから納品されるまでの時間。
74 ら行 リベート メーカー等が取引業者に対して支払いを受けた額の一部を売上高等に応じて報奨金や割戻金として割り戻すこと。
75 ら行 ロット 1回に生産できる最少の量や、1回に注文できる最少の販売数。
76 ら行 論理在庫 販売管理などのシステム上で管理されている在庫。実際に倉庫にある実在庫と区別して論理在庫と呼びます。

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